既存 井戸 改修補強工事: 株式会社 井戸竹

既存井戸改修補強工事
① 浅井戸(丸井戸、側井戸)の改修工事を行います。現在ではコンクリート製の枠を使った浅井戸が多いですが、古くは野井戸(掘削したままの状態)や石積み井戸(石を積み上げたもの)、瓦井戸(瓦を専用に焼き上げたもの)などがあります。

② 今日の現場は瓦井戸です。瓦井戸の場合、そこに板が残っている事が多数あります。その板は桶状になっており、空気に触れないので腐りにくいのですが、長い年月が過ぎるとどうしても腐ってしまいます。底の板が腐って崩れてしまいますと上部まで崩壊してしまいます。

③ このパイプは塩ビ管です。塩ビ管は地上に設置すると紫外線や温度変化などで強度が落ちてしまいますが、地中に設置すると影響を受けにくくなります。井戸が崩壊する前に内部に塩ビ管を挿入して補強します。場合によってはコンクリート製の井戸側を積む事もあります。

④ 塩ビ管かコンクリート製の井戸側を内部に挿入したら、隙間に順次バラス充填をして安定させます。このバラス充填は砂などが井戸内に入りにくくする役目もします。
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